NATO事務総長、ウクライナ支援強化へ 週内に国防相会合

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記者会見を行う北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=11日、ベルギー・ブリュッセル/Olivier Matthys/AP

記者会見を行う北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=11日、ベルギー・ブリュッセル/Olivier Matthys/AP

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は11日、週内に開かれるNATO国防相会合で、ウクライナに対する支援を強化すると明らかにした。ロシアの核の脅しについては「注意深く監視している。ロシアの態勢に変化は見られないが、警戒は続ける」と述べた。

ストルテンベルグ氏は記者会見で「NATOは紛争の当事者ではない。しかし、我々の支援は重要な役割を果たしている」と述べた。

ストルテンベルグ氏によれば、12日にはNATO加盟国の国防相がウクライナの国防相を招いて「高度な防空システムなどの提供について議論し、さらなる供与が行われるとみられる」という。

ストルテンベルグ氏は「ウクライナは攻勢にあり、大きな成果を上げ続けている。一方、ロシアは民間人や重要インフラに対する恐るべき無差別攻撃にますます頼っている。プーチン大統領はウクライナで失敗している」と付け加えた。

ストルテンベルグ氏は、プーチン氏が核攻撃を示唆していることに触れ、「ロシアは核戦争に勝てないこと、核を決して使ってはならないことを知っている」と述べた。

ストルテンベルグ氏はプーチン氏にウクライナから軍を撤退させるよう改めて要求。ベラルーシのルカシェンコ大統領については「この違法な紛争へのベラルーシの加担を止めるべき」と述べ、ベラルーシとロシアとの合同部隊の配備に間接的に言及した。

ストルテンベルグ氏は、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の「破壊工作」を受けて、NATOが重要インフラの保護を強化したことも明らかにした。バルト海と北海で監視にあたる船舶を30隻以上に倍増させ、情報共有を強化したという。

ストルテンベルグ氏は「同盟国の重要インフラに対するいかなる攻撃にも団結し断固として対抗する」と述べた。

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