パキスタン前首相、足撃たれ負傷 暗殺未遂か
(CNN) パキスタンのカーン前首相が3日、政治集会で足を撃たれた。カーン氏が率いる政党の関係者によると、暗殺未遂で命に別条はないという。
パキスタン正義運動(PTI)の幹部アサド・ウマル氏によると、犯人が発砲した銃弾がカーン氏の足を直撃した。同氏は治療を受けるため同国東部ラホールの病院に運ばれた。
PTI党員でカーン氏の内閣で情報相を務めたファワド・チャウドリー上院議員によると、カーン氏の状態は安定しており、手術を受けている。カーン氏の他にも6人が負傷し、治療を受けているという。
警察は発砲した容疑者の男を拘束したと発表した。容疑者は9ミリ拳銃と空の弾倉2つを所持しており、逮捕された。
この銃撃で頭に傷を負ったPTI幹部でカーン氏の側近であるファイサル・ジャベド氏によると、少なくとも1人が死亡した。被害者の名前は公表されていない。
カーン氏は来年8月に予定されている選挙の前倒しを求める集会を全国各地で開いていた。