ウクライナ、ロシア領内の監視塔を破壊 軍が発表
(CNN) ウクライナ軍は6日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州の監視塔をドローン(無人機)で破壊したと明らかにした。
ウクライナ国防省情報総局の部隊「クラーケン」はSNSテレグラムへの投稿で、「クラーケン特殊部隊の偵察要員が、自爆型ドローンを使ってブリャンスク州にある自律型監視塔を破壊した」と述べた。
ウクライナ軍がこうした攻撃を認めるのは異例。先週には、ウクライナのために戦うロシア人義勇兵がブリャンスク州に侵入する事案もあった。
ロシア治安当局は、ウクライナ軍の小部隊がロシア国境を越え、ブリャンスク州南部に入ったと主張。この主張についてウクライナ側は、ロシア政府による「古典的かつ意図的な挑発」だと一蹴していた。
連邦保安局(FSB)は2日、国営RIAノーボスチ通信を通じた声明で、ウクライナの武装した国家主義者による国境侵犯を受け、FSBが作戦を実施中だと説明。その後プーチン大統領は「テロ攻撃」との見方を示し、地元当局者は民間人2人が殺害されたと述べていた。
当時、CNNはロシア側の主張を独自に確認できなかった。