捕虜殺害疑惑、ウクライナ兵士の身元を特定

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ウクライナのゼレンスキー大統領。兵士殺害に関わったものを見つけ出すと述べた/President of Ukraine

ウクライナのゼレンスキー大統領。兵士殺害に関わったものを見つけ出すと述べた/President of Ukraine

(CNN) ウクライナ軍は7日、ネットで拡散した捕虜となったウクライナ軍兵士がロシア軍兵士に射殺されたとみられる映像について、殺害された兵士の身元を確認したと明らかにした。

ウクライナ軍の第30独立機械化旅団は「初期情報によると、殺害されたのは第30独立機械化旅団の兵士、ティモフィ・ミコラヨビッチ・シャドゥラだ」とフェイスブックに投稿した。

投稿によると、シャドゥラ氏はウクライナ東部の要衝バフムート近くでの戦闘後、2月3日から行方が分からなくなっていた。

シャドゥラ氏の遺体は現在、ロシア軍が占領している地域にあるとみられる。ウクライナ軍は「最終的な身元確認は遺体が返還され、調査が行われてからになる」としている。

疑惑の動画には、ウクライナ軍の戦闘服を着た兵士がたばこを吸い、煙を吐き出して「ウクライナに栄光を」と言った後、画面の外から何発も撃たれる様子が映っている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は6日夜の演説で、殺害に関わった者を見つけ出すことを約束。「心を一つにして彼の言葉に応えたい。英雄に栄光を。英雄たちに栄光を。ウクライナに栄光を」と述べ、「殺人者を見つけ出す」と誓った。

今回の捕虜殺害疑惑については、ドイツ政府の報道官が「もし映像が本物なら戦争犯罪だ」「国際法では武装していない兵士の処刑は戦争犯罪だ」と定例記者会見で述べるなど波紋を呼んでいる。

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