ミャンマー軍事政権がパレード、大規模兵力を誇示 米制裁発表の数日後

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国軍のミンアウンフライン最高司令官=27日、ミャンマー首都ネピドー/Aung Shine Oo/AP

国軍のミンアウンフライン最高司令官=27日、ミャンマー首都ネピドー/Aung Shine Oo/AP

(CNN) ミャンマー軍事政権が27日、首都ネピドーで兵力を誇示する軍事パレードを実施した。この数日前に米国は、ミャンマー軍政が「ビルマの人々に苦痛を生じさせた」として新たな制裁を発表していた。

軍事パレードは「国軍の日」を記念して実施され、国営メディアはロケット発射装置や戦車などと並んで数百人の兵士が行進する様子を映し出した。

ミャンマー軍は過去60年にわたって同国を支配してきた。10年間続いた疑似民主政権は2021年の弾圧で崩壊し、再び軍が実権を握った。

「タッマドゥ」と呼ばれる国軍のパレードは、アウンサンスーチー氏率いる民主政権が崩壊して以来、3度目となる国軍の日を記念して行われた。スーチー氏はその後、非公開の裁判で禁錮33年を言い渡され、弁護側は政治的動機に基づく判決だと訴えている。

国軍のミンアウンフライン最高司令官はパレードの演説の中で、「全国民の社会的・経済的安全を保障するため、国家を横断する完全な法の執行と平穏の達成に向け全力を尽くす」と力説。「テロ組織」や反体制武装集団に対しては軍が行動を起こすと述べ、「非常事態の第2段階において、統制が必要な重要街区では戒厳令の発令が増えている」とした。

軍のクーデターから2年の間に、ミャンマーでは暴力が横行し、経済はまひ状態に陥った。

軍事政権はクーデター反対の抗議デモを弾圧し、ジャーナリストや政治犯を逮捕し、民主派の著名活動家数人を処刑して、国連や人権団体の非難の的になっている。

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