ウクライナ陸軍司令官が自ら赴き陣頭指揮、バフムート防衛

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ドネツク州ソレダルの施設で部下に指示を与えるウクライナ軍のシルスキー陸軍司令官/Roman Chop/Associated Press

ドネツク州ソレダルの施設で部下に指示を与えるウクライナ軍のシルスキー陸軍司令官/Roman Chop/Associated Press

(CNN) ウクライナ陸軍は30日までに、戦況の焦点ともなっている同国東部ドネツク州バフムートの攻防に触れ、シルスキー陸軍司令官(上級大将)が同市防衛の陣頭指揮を執っていることを明らかにした。

SNS上への28日時点での投稿で、陸軍司令官は絶えず前線に赴いて指揮下の部隊と共におり、他の司令官と共に敵側の作戦上の狙いを阻止する反撃などを調整しているとした。「敵は最精鋭部隊を送り込み、我々の防御網の突破を試み続けている」とも指摘した。

バフムートの状況に関しては「ウクライナ軍の制御が維持されている」とも話した。ロシア軍は同市の包囲を図っているともされる。

ウクライナ軍の空挺(くうてい)旅団の兵士が使うSNSは、バフムート防衛の成否は西へ数キロ離れた村落の固守にかかっていると報告。

この村落を落とせば同市南部地域の状況が著しく悪化するとし、近くに位置するチャシフ・ヤルへつながる道路を物理的に押さえられなくなると述べた。結果的に自軍の背後や側面の防御網への南の方向からの攻撃を許すことになると警戒した。

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