ロシア、フィンランド大使館の銀行口座を凍結
(CNN) フィンランド外務省は17日、在モスクワの大使館と在サンクトペテルブルクの総領事館の銀行口座がロシア政府によって4月末に凍結されたと明らかにした。
外務省は声明で、「フィンランドはロシア当局と連絡を取り、調査を求めた。フィンランドはロシアに対して、フィンランド外交団の現地通貨と決済取引を確保するよう求めた」と述べた。
外務省によれば、ロシア当局から口座凍結の決定に関する説明はまだない。
フィンランドは4月に北大西洋条約機構(NATO)の31番目の加盟国となった。これにより、欧州北東部の安全保障の態勢に大きな変化が生まれ、NATO加盟国がロシアと接する国境線の長さは約1300キロ増加した。
フィンランドのNATO加盟はロシアのプーチン大統領にとって打撃となった。プーチン氏は長年にわたってNATOを弱体化させようと試み、ウクライナへの侵攻の前にはNATOのさらなる拡大を停止するよう求めていた。
フィンランドは今年に入り、ロシアと国境を接する東部で、フェンスの建設を開始した。計画では東部国境に130キロから260キロのフェンスを構築する。