ゼレンスキー氏、ウクライナ東部の前線を訪問
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、「海軍歩兵の日」に合わせて東部前線を訪問した。
大統領府のウェブサイトに掲載された投稿には、ゼレンスキー氏が東部ドネツク州のブフレダール―マリンカ間の防衛線にいる軍要員を訪問し、戦闘員の勇気に敬意を表して国家賞を授与する様子が写っている。
ゼレンスキー氏は「ウクライナの海軍歩兵は毎日戦場で、自分たちが敵の破壊やウクライナの土地の解放、最も難しい状況での任務遂行を成し遂げる強力な軍隊であることを証明している」と述べた。
ゼレンスキー氏は今回の東部訪問に先立ち、先週、海外を飛び回っていた。イタリア、ドイツ、フランス、英国各国を訪問した際にはウクライナ軍の兵器強化への約束を取り付け、主要7カ国首脳会議(G7サミット)では世界の主要工業民主主義国にロシアの侵略に対する結束を呼び掛けた。
授与式で兵士と握手するゼレンスキー大統領/Ukrainian Presidential Press Office/AP
ドネツク州は激戦地バフムートが位置する場所でもある。ロシアの民間軍事会社ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏は20日、バフムート全域を掌握したと主張。ただ、ウクライナの当局者はこの主張に異を唱えており、ゼレンスキー氏も21日、G7サミットで「我々は(バフムートで)戦い続けている」と述べていた。