ウクライナ軍パイロットへの戦闘機訓練、EU複数国で開始

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記者声明を発表するEUのボレル外交安全保障上級代表/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

記者声明を発表するEUのボレル外交安全保障上級代表/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は23日、ウクライナ軍パイロットへの戦闘機F16の操縦訓練が複数のEU加盟国で始まったと明らかにした。

ウクライナはロシア軍の空爆に対する防衛力の向上を模索しており、同国のゼレンスキー大統領は同盟国にF16の供与を求めていた。

ボレル氏はベルギーの首都ブリュッセルでのEU外相理事会に向かう途中、訓練は「時間を要するだろうが、早いに越したことはない」と述べた。

ウクライナへのF16供与については、各国は当初難色を示した。だが、ボレル氏は今やF16供与の扉は開かれていると述べ、供与まで曲折があったドイツの主力戦車「レオパルト2」と同様の結果となると見込んでいる。

ウクライナにレオパルト2を送る話が持ち上がった際、ボレル氏は多くの国が「消極的だった」と発言。だが「最終的には」と同氏は続け、「ウクライナが引き続き防衛するのに絶対的に必要とされているため、供与するという決断に至った」と説明した。

オランダのオロングレン国防相はEU当局者が訓練の具体的なタイムラインに取り組んでおり、緊急に実施しなければならないという点で意見は一致していると明らかにした。

オロングレン氏は「だが我々は米国の賛同を得る必要があった。デンマーク、ベルギー、英国などと共に進めている。協調した取り組みだ。米国の賛同を得たいま、迅速化する」と記者団に語った。

バイデン米大統領は先週、ウクライナ軍パイロットへのF16操縦訓練について支持を表明した。

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