ウクライナ軍総司令官、反攻作戦は目前と示唆

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ドイツ製の「レオパルト2」戦車の訓練を行うウクライナ軍兵士/Serhii Mykhalchuk/Global Images Ukraine/Getty Images

ドイツ製の「レオパルト2」戦車の訓練を行うウクライナ軍兵士/Serhii Mykhalchuk/Global Images Ukraine/Getty Images

キーウ(CNN) ウクライナ軍トップのザルジニー総司令官は27日、SNS「テレグラム」への投稿を通し、ロシア軍に対する反攻作戦が目前に迫っている可能性を示唆した。

ザルジニー氏は「われわれの領土を取り返す時が来た」というコメントとともに、1分間の宣伝動画を投稿した。動画には、ウクライナ軍部隊による行進や訓練、戦闘準備とみられる場面などが映っている。

ウクライナが反攻作戦で使うとみられているドイツ製戦車や、米国製のロケット砲などの装備も登場する。

動画の最後には、兵士らが司令官とともに「ウクライナ、わが祖国。主よ、われらの断固とした攻撃、神聖な報復、聖なる勝利を祝福したまえ」と唱えている。

ただし、ザルジニー氏の投稿に反攻作戦自体への具体的な言及はなく、特定の場所に兵力や武器を集結させているとの報道も流れていない。ウクライナでは戒厳令により、こうした報道が禁止されているという事情もある。ロシアとウクライナは互いに、敵軍を混乱させるための情報戦を仕掛けてきた。

反攻作戦をめぐってはここ1カ月間、まもなく開始されるとの兆候が繰り返し指摘されてきた。すでに作戦が始まったという説もある。

ロシアは27日、ウクライナ東部ドネツク、ルハンスク、南部ザポリージャの3州で、ウクライナ軍のドローン(無人機)計12機を撃墜したと発表。また、防空システムで複数のロケット弾と長距離巡航ミサイルを迎撃したと述べた。ロシア占領下の都市、ドネツク州マリウポリでは同日、爆発が起きた。

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