ウクライナ、F16戦闘機受領で「最終合意」待ち
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、記者団に対し、各国からのF16戦闘機の供与について、ウクライナが最終的な合意を待っている状態だと明らかにした。
ゼレンスキー氏は、各国がウクライナが必要なF16の数を知っており、欧州の一部の国からは数について理解を得られていると述べた。一部の国から受け取った情報に満足しているとも語った。
ウクライナ大統領府のウェブサイトに掲載された声明によれば、ゼレンスキー氏はモルドバを訪問した際、ウクライナにF16を供与する準備がある国々の首脳と会談した。
声明によれば、ウクライナは依然として米国との共同の合意を必要としているという。
バイデン米政権は5月に日本で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、ウクライナ軍パイロットにF16の操縦訓練を実施することについて支持を表明した。ウクライナに対してF16を輸出することについても阻止しない姿勢を示している。
欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表によれば、ウクライナ軍のパイロットに対するF16の操縦訓練はEUの一部の国で始まっている。