ワグネル、戦車や武器をロシア軍に引き渡し 国防省発表
(CNN) ロシア国防省は12日、ロシアの民間軍事会社ワグネルが使用していた兵器など全ての軍事装備品のロシア軍への引き渡しが完了したと発表した。
国防省の声明によると、ワグネルはT90やT80、T72B3といったロシア軍の主力戦車など2000余りの兵器やシステムを引き渡した。多連装ロケット砲も含まれるという。
今回の軍事装備品の引き渡しは、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が主導した先月末の反乱の中止に続くものだ。
プリゴジン氏は反乱を起こす前、ワグネルに装備や弾薬を供給しないとして数カ月にわたって国防省を非難していた。
反乱を中止した後、ワグネルの戦闘員は国防省と契約するか、ベラルーシに出国したプリゴジン氏に合流するか、帰宅するかの選択肢を与えられた。
ベラルーシの国営メディアの報道によると、ベラルーシ内務省は12日、同国の特殊部隊がワグネル戦闘員と共同で戦闘訓練を行うと発表した。何人のワグネル戦闘員がベラルーシに移ったかは不明。