ウクライナ国防相、クリミア攻撃の継続を表明 NATO加盟は来年と予想
ウクライナの防空部隊がここ数週間、ロシアの新たなオデーサ攻撃への対応に苦慮する中、南東部の州ではウクライナがロシアの固い守備を打ち破ろうと試みている。
ただ、欧米諸国はウクライナ軍の強化を目的に数十億ドル規模の支援を供与し、兵士数百人の訓練を進めているものの、ウクライナの過酷な反転攻勢は今のところ大きな戦局打開にはつながっていない。
しかし、レズニコウ氏は作戦が「計画通り」進んでいると主張。「我が軍の将官や指揮官は戦場で本当の戦況を目にしている。そしてやはり、我々にとって主要な価値を持つのは兵士たちの命だと改めて指摘しなければならない」と述べた。
一方で、反攻の計画が予定より遅れているかとの質問には、その通りだと認めた。
レズニコウ氏は、もしウクライナ軍がクリミア半島とドンバス地域をつなぐアゾフ海沿岸のロシアの防衛線に穴を空けることができれば、ウクライナにとって「良い結果」になると指摘。
「我々はロシア人ではなく、我が軍の兵士の命のことを考える必要がある。ロシアは兵士を大砲の餌に使っている」とも述べた。
ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟が承認される時期については、NATO結成75周年を祝う首脳会議が米ワシントンで開催される来年7月になりそうだとの予想を示した。
来年夏までには戦争は終わっていると思うかとの質問には、「その通りだ。我々はこの戦争に勝つ」と即答した。