台風11号が台湾上陸、44人負傷 直撃は4年ぶり
台北(CNN) 非常に強い勢力の台風11号(ハイクイ)が台湾に上陸し、当局によると少なくとも44人が負傷、数万戸が停電に見舞われた。台湾が台風に直撃されたのは4年ぶりだった。
台湾中央気象局によると、台風は現地時間の3日午後3時40分ごろ、南東部の台東県に上陸し、台湾を横断して午後8時には海上へ抜けた。
台湾内務省によると、この台風で少なくとも7113人が避難した。電力会社によれば、午後10時現在、4万8506戸が停電している。
上陸前の最大風速は約43メートル。台北は豪雨に見舞われた。
気象局は豪雨による鉄砲水や土砂災害に警戒を呼びかけ、花蓮の山間部では総雨量が500ミリを超す可能性もあるとしていた。
台湾南部や東部の自治体は3日の業務を休止し、学校も休校としていた。南西部の台南市と高雄市などは4日も学校やオフィスを閉鎖する。