深刻化するガザの状況、物資不足で「膨大な死者」出る可能性
イスラエルの指導者は地上侵攻の可能性に備えて軍を集結させている。IDFはハマスの「壊滅」とイスラエルへのさらなる攻撃の阻止をめざし、予備役30万人以上を動員した。
バイデン米大統領は19日、ホワイトハウスの執務室から行った演説で、ハマスに対するイスラエルの戦争を支持する政権の方針を改めて示した。その一方で、イスラエル政府に「怒りに我を忘れて」はならないとくぎを刺し、ハマスとパレスチナ人を明確に線引きする姿勢を表明。ガザにいる民間人の保護を求めた。
人道物資の搬入に関しては、エジプトとガザ地区の境界にあるラファ検問所の開通に向けた懸命の外交努力が続いているものの、ガザに向かうトラック約200台は依然エジプトに滞留したままの状態だ。
シナイ半島の人権団体が20日に公開した動画には、境界のエジプト側とパレスチナ側で補修作業や道路の舗装が行われる様子が映っている。検問所にいた複数の運転手はCNNに対し、エジプト当局が開通に備え、検問所の入り口にあるセメントブロックの除去を進めていると語った。