イスラエルとハマスの双方が戦争犯罪、国連人権高等弁務官が非難

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イスラエル軍による砲撃後、がれきの中を捜索する人々=6日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Abed/AFP/Getty Images

イスラエル軍による砲撃後、がれきの中を捜索する人々=6日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Abed/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム武装勢力ハマスとイスラエルの戦闘について、国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は、ハマスとイスラエルの双方が戦争犯罪を犯していると非難した。

トゥルク人権高等弁務官は8日、「パレスチナの武装集団が犯した10月7日の残虐行為は凶悪かつ残忍、衝撃的だった。あれは戦争犯罪だった。人質を取り続けていることも同様だ」と述べた。

一方で、「イスラエルによるパレスチナ民間人の集団処罰もまた、戦争犯罪に相当する。不法な民間人の強制避難も同様だ」と言い添えた。

その上でトゥルク氏は双方に対して停戦合意を促し、ガザへの支援物資輸送、ハマスによる人質の解放、「持続可能な占領の終結を実現するための政治的空間の確保」を呼びかけた。

「56年に及ぶ占領の歴史においても、ガザ、イスラエル、ヨルダン川西岸、さらにはこの地域の人々は現在、最も危険な状況に直面している」とトゥルク氏は指摘する。

この発言に先立ち、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所を訪れたトゥルク氏は、ガザの200万人あまりの住民にとってラファ検問所は生命線になっていると述べ、「その生命線は不当かつあまりにも理不尽な細さになっている」と指摘。「ラファで私は生き地獄への門を目の当たりにした」「この地獄の中で人々は窒息し、絶え間ない爆撃にさらされ、家族の死を嘆き、水、食料、電気、燃料を求めて苦しんでいる」との声明を発表した。

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