ガザ停戦交渉、膠着状態 ラマダンまでの合意厳しく

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瓦礫の間を縫って歩く人=ガザ地区南部ハンユニス/AFP via Getty Images

瓦礫の間を縫って歩く人=ガザ地区南部ハンユニス/AFP via Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区での停戦をめぐる交渉に詳しい関係者は、バイデン米政権が目指すラマダン(断食月)開始日までの停戦合意は厳しいとの見通しを示した。

この件に詳しい外交官によると、このほどエジプトの首都カイロで数日にわたって行われた協議を経て、交渉担当者らは今週合意案をまとめることを期待していたが、実現しなさそうだという。ここ数日の協議については「非常に慌しかった」と述べた。

2人の米当局者も、イスラエルとイスラム組織ハマスが来週初めのラマダン開始前に一時停戦に同意することは望めないとの見方を示した。当局者の1人は「希望は薄れつつある」と説明した。

停戦交渉についてバイデン政権は、戦争の激化を回避するために、ラマダンが始まるまでに合意する必要があるとしてきた。バイデン氏は5日、ラマダンまでに停戦しなければ同地域は極めて危険な状態に陥る可能性があるとの懸念を示した。

イスラエルはガザ地区に拘束されている人質がラマダンまでに解放されなければ、ガザ南部ラファで攻撃を行うと警告している。南部には戦禍を逃れようとパレスチナ人約150万人が避難している。

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