ガザ北部への支援物資搬入、2月は計画の25% 国連
(CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は7日、国連や人道支援団体が先月計画していたパレスチナ自治区ガザ地区北部への支援物資の搬入は25%しかイスラエルに認められなかったと明らかにした。
OCHAによると、先月は中部ワディ・ガザ(ガザ渓谷)の北部に支援物資を24回搬入する予定だったが、実施できたのは6回にとどまったという。これは主に、同月5日に国連が手配した支援物資搬入の車列にイスラエル海軍の攻撃があり、活動が停止したため。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は同日、ガザ北部に支援物資を届けるために待機していたトラックの1台がイスラエル軍の攻撃を受けたと明らかにした。
ガザの保健省によると、昨年10月の開戦以来、ガザでは少なくとも20人が栄養失調と脱水症状で死亡した。この中にはシファ病院で6日に死亡が確認された15歳の少年も含まれている。
国際的な報道機関のガザへのアクセスが不十分なことから、CNNは独自に死亡や死因を確認することはできない。だが、ガザ内部の国際機関からは、飢餓に関する緊急の警告が増えている。