フランス大統領、ボクシング姿の写真披露 「まるでプーチン」の声も
環境政党EELVのヤニック・ジャド上院議員は「政治に対してマッチョな姿勢を取りたがるプーチンのような政治指導者と同じような写真を公開した」と現地のテレビ局フランス2に語り、パレスチナ自治区ガザ地区の「大虐殺」を終わらせる行動が欠如しているとしてマクロン氏を批判した。
左派系のリベラシオン紙に掲載されたコラムニストのジョナサン・ブッシェペテルセン氏の寄稿では、大統領を「ロッキー・マクロン」と揶揄(やゆ)。大統領のコミュニケーションは「最悪」と評し、「これでエマニュエル・マクロンの地政学的姿勢が子どもじみたものになるのは確実だ」とこきおろした。
パリ政治学院のフィリップ・モローシボレ教授はル・パリジャン紙の取材に対し、この写真を「ウラジーミル・プーチン宛てのメッセージ」と読み解き、大統領は自分が「戦っている」ことを誇示したかったと解説している。