ガザ北部に入るユニセフの車両に実弾射撃、危険にさらされ続ける人道支援活動
(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は11日、パレスチナ自治区ガザ南部から北部に入るのを待っていたユニセフの車両のうち1台が、10日に実弾射撃を受けたと発表した。
ユニセフはX(旧ツイッター)に掲載した声明の中で、この事案についてはイスラエルの関係当局に懸念を伝えたと述べ、「悲しいことに、人道支援活動は命を救う物資の搬送において危険にさらされ続けている。IHL(国際人道法)に従って人道支援職員が保護されない限り、必要とする人々に人道支援物資を届けることはできない」とした。
CNNはイスラエル国防軍にコメントを求めているが、現時点で返答はない。
この前日、イスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)は、国連が人道支援物資をガザ全域に行き渡らせることができていないと非難していた。