ハマスが停戦案を受け入れ、イスラエルは代表団派遣も「要求には程遠い」

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停戦案受け入れの発表を受けて喜ぶ人たち/AFP/Getty Images

停戦案受け入れの発表を受けて喜ぶ人たち/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスとの間の人質解放と停戦をめぐる交渉で、ハマスは6日、エジプトとカタールによって提案された停戦案を受け入れたと発表した。ハマスのハニヤ政治局長がカタールの首相とエジプトの情報相に提案を受け入れたことを伝えた。イスラエルは提案された内容が「必要としている条件からは程遠い」と警告しながらも、交渉のための代表団を派遣すると発表した。

イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの攻撃を実施することも改めて強調。「ハマスに軍事的圧力を加えるため」作戦を継続することを「全会一致で決定した」と述べた。

イスラエルの発表に先立ち、パレスチナ人は街頭でハマスの発表をたたえていた。イスラエルのテルアビブでは、人質の家族とその支援者らがイスラエルの指導者らに取引を受け入れるよう懇願した。

ハマスが合意したという提案の内容は、先週概要が明らかにされた最新の停戦案なのか、その修正版なのか現時点で不明。

イスラエルと米国の政府高官は、ハマスが枠組み案に合意したと述べた。これはイスラエルが協力し、エジプトが作成した提案とは異なるものだという。最新の枠組みでは戦争の終結を求めているものの、米政府高官は、イスラエルのネタニヤフ首相がこの内容を受け入れないとしていたと述べた。

イスラエルの戦時内閣のメンバーであるガンツ前国防相は6日、イスラエルとハマスの間には「大きな溝」があるとし、「それにもかかわらず我々はあらゆる手を尽くし続け、代表団がカイロに向かう」と述べた。

以前報じられた枠組みは、イスラエルが作成に協力したものの完全には合意しておらず、一時的な停戦とパレスチナ人受刑者の解放と引き換えに、数週間にわたって20~33人の人質を解放することを求める内容。

ホワイトハウスは6日、「ハマスから返答があった」こと、バイデン米大統領が返答について説明を受けたことを確認したが、取引の内容について具体的に言及することは避けた。

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