ガザ住民、過去2週間で90万人が避難 国連
(CNN) 国連のデュジャリック報道官は20日、パレスチナ自治区ガザ地区の大部分でイスラエル軍による攻撃が続くなか、過去2週間でガザの人口の約40%に相当する90万人あまりが避難を行ったと明らかにした。
デュジャリック報道官によれば、イスラエル軍による攻撃には、特にラファ東部やジャバリヤで地上での侵攻や激しい戦闘が伴っている。ラファからの避難民は81万2000人、北部ガザからの避難民は10万人を超えるという。
デュジャリック報道官は「戦闘行為が激化するなか、現在までにガザの75%以上に相当する約285平方キロが避難命令の指示下にある」と述べた。
デュジャリック報道官によれば、大規模な避難の結果、避難所が極端に不足し、テントもなく、配布できる避難用の品々もほとんどないため、生活環境が悲惨なものとなっている。
場所を追われた人々は、ハンユニスやデイルアルバラの空き地や破損した建物、農地などに避難先を求めている。