米海軍空母、韓国・釜山港に入港 ロシア・北朝鮮の軍事関係進化の中

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22日、釜山に停泊中の米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」の格納庫に駐機するF/A-18戦闘機/Song Kyung-Seok/Pool/AFP/Getty Images

22日、釜山に停泊中の米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」の格納庫に駐機するF/A-18戦闘機/Song Kyung-Seok/Pool/AFP/Getty Images

香港(CNN) 米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」が22日、朝鮮半島近海での日米韓3カ国による共同訓練「フリーダムエッジ」の実施に先立ち、韓国・釜山港に入港した。

日米韓は24日、北朝鮮とロシアの軍事関係の進展を「可能な限り強い言葉で非難する」とする共同声明を発表した。

フリーダムエッジは、ロシアのプーチン大統領が先週、平壌を訪問する以前に3国の防衛トップが交わした合意に基づくものだ。しかし、24日に発表された共同声明は、ロシアと北朝鮮の間で結ばれた新たな「包括的戦略パートナーシップ条約」をいかに重大視しているかを示している。

プーチン氏は、金正恩(キムジョンウン)総書記との相互防衛条約に署名したほか、朝鮮半島の安全保障をロシアのウクライナ侵攻と結び付け、韓国がウクライナに軍事支援を行った場合、北朝鮮に兵器を提供すると脅した。

声明は、ロシアと北朝鮮の関係深化と相互防衛協定は「朝鮮半島の平和と安定を維持し、世界的な核不拡散体制を守り、ロシアの残忍な侵略から自由と独立を守るウクライナの人々を支援することに関心を持つすべての人にとって重大な懸念事項である」と断じている。

韓国は21日、駐韓ロシア大使を呼び、抗議した。これは異例の外交措置であり、韓国とロシアの緊張が高まっていることを物語っている。

フリーダムエッジ訓練の詳細や具体的な日程は明らかになっていない。

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