パキスタン、アフガン難民145万人の滞在許可延長 登録者限定

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パキスタン国境へと向かうアフガニスタンの人々=2023年11月/Abdul Majeed/AFP/Getty Images

パキスタン国境へと向かうアフガニスタンの人々=2023年11月/Abdul Majeed/AFP/Getty Images

(CNN) パキスタン政府は、同国内にいる登録証明書を持つアフガニスタン人難民約145万人の滞在許可を来年6月30日まで延長するとの方針をこのほど決めた。首相府が発表した。

アフガン難民が保持するこの証明書は先月下旬に切れ、本国へ送還されるとの危惧が難民らの間に強まっていた。アフガンを最近訪れたグランディ国連難民高等弁務官もパキスタンに対し証明書の有効期間の延長を促していた。

一方で、パキスタン外務省の報道担当者は、同国が昨年10月に打ち出したアフガン人の「不法移民」の大規模な送還は保留になったとの国連の主張を否定し、送還は続行するとの姿勢も表明した。

パキスタンに集まっている難民の人数は世界で最多級とされ、大半が隣国のアフガン人。ただ、アフガン難民は常に歓迎されているわけではなく、敵意も潜む居住環境などにさらされ、長年にわたって送還される脅威に直面してきた。

パキスタンへのアフガン人の流入は、旧ソ連によるアフガン侵攻やイスラム主義組織「タリバン」の2021年の政権の再奪取に根差す。

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