五輪控えるパリで警察官襲撃される　３日前には兵士も

（ＣＮＮ） フランスの首都パリの中心部で１８日、警官が襲撃され、負傷する事件が発生した。２０２４年パリ五輪の開幕を１週間後に控え、同国では警備が強化されている。

ダルマナン内相がＸ（旧ツイッター）で明らかにしたところによると、警官は同僚からの応援要請に応じていたところに襲撃を受けた。

内務省の情報筋はＣＮＮに、襲撃犯も他の警官の応戦で負傷し、入院していると明らかにした。

事件が発生した８区は観光客に人気のエリアで、シャンゼリゼ通りなどで知られる。

同国の治安当局者を標的とした事件は今週２件目。１５日にはパリ中心部の駅で兵士１人が刺され、負傷した。この兵士は１５年１月に起きた風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件の後に創設された対テロ軍事作戦を担う「センティネル作戦」の部隊に配属されていた。

欧州連合（ＥＵ）によると、１５００万人が五輪観戦に訪れると予想されており、開幕を前にフランスはパリ周辺の治安体制を強化している。