イスラエル軍がイエメンのフーシ拠点を空爆 3人死亡、87人負傷
フーシの報道官は、民間施設と発電所も攻撃されと述べ、イエメン国民を苦しめてパレスチナ自治区ガザ地区への支援をやめるよう圧力をかけるための「残虐な侵略行為」だと非難。報復として、イスラエル人の生存にかかわる標的を攻撃することも辞さないとの構えを示し、テルアビブは今も安全ではないと警告した。
イスラエルが侵略をやめてパレスチナ封鎖を解除するまで、長期の戦いを覚悟しているとも語った。
一方、ネタニヤフ氏は20日、ホデイダは軍事目的で使われていたと主張。イランがこの港を通してフーシに殺傷兵器を供給し、フーシはここを拠点に紅海での船舶攻撃を繰り返してきたと指摘した。また、同日の攻撃ではイスラエル国境から1800キロも離れた標的を狙い、イスラエル側が脅威に本気で対応していることを示したと強調した。
イスラエルの国防当局者はCNNに、これまではフーシへの対応を米英に任せてきたが、テルアビブで民間人が死亡したことを受けて報復を決めたと説明した。