ウクライナ大統領、ロシアへの越境攻撃を初めて確認

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ウクライナ軍の砲撃によって破壊されたとする建物=6日、ロシア・クルスク州スジャ/Handout/Governor of Kursk region/Telegram/AP

ウクライナ軍の砲撃によって破壊されたとする建物=6日、ロシア・クルスク州スジャ/Handout/Governor of Kursk region/Telegram/AP

(CNN) ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がロシア国内で戦闘を続けていることを初めて確認した。

ゼレンスキー大統領は10日の国民向け演説で、「ウクライナは正義をどう取り戻すかを知っていて、そのために必要な圧力、すなわち侵略者に対する圧力を確実に行使していることを実証している」と力説。「戦争を侵略者の領土へと押し出す」ことができたとしてウクライナ軍を賞賛した。

ゼレンスキー大統領がロシア侵攻を正式に認めたのはこれが初めて。越境攻撃はロシアにとってもウクライナ支援国にとっても予想外の展開だった。

ロシア南西部クルスク州に対する攻撃は11日で6日目に入った。ロシア軍はウクライナの進攻を食い止め、ウクライナ軍を押し戻そうとして苦戦している様子だ。

11日の演説でゼレンスキー大統領は、「この夏だけでも(ウクライナ北東部の)スムイ州に対してクルスク州からほぼ2000回の攻撃が行われた」と述べ、そうした全ての攻撃が正当な反撃に値すると語った。

その言葉通り、ウクライナはミサイルやドローン(無人機)でロシア攻撃を続けている。

ロシアは国防省11日、ドローンとトーチカ戦術ミサイルを使ったウクライナの攻撃を阻止したと発表。ドローン14機とトーチカ戦術ミサイル4発をクルスク州上空で、ドローン16機をボロネジ州上空で、ドローン3機をベルゴロド州上空で、ブリャンスク州とオリョール州上空ではそれぞれドローン1機を破壊したと発表した。

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