北朝鮮、ウラン濃縮施設を視察する金正恩氏の画像公開
ソウルの梨花女子大学校で北朝鮮研究を専門とするパク・ウォンゴン教授は、画像公開のタイミングも重要だと指摘。CNNの取材に答え、高濃縮ウランの生産施設を見せることで世界に対し、北朝鮮を核国家と認識しなくてはならないとのメッセージを送る狙いがあると分析した。
「これらの施設の公開を通じ、金正恩氏は北朝鮮の非核化が現実的なものではないと明言している」(パク氏)
北朝鮮と西側諸国の間では現在緊張が高まっている。米国とその同盟国は、北朝鮮からロシアへの実質的な軍事援助を非難。これによりロシアがウクライナでの戦争を遂行しているとの見方を示す。
北朝鮮とロシアの両政府は前者による武器の輸出を否定しているが、この件については重要な証拠が浮上している。
画像の施設が既に国際査察団によって知られた北西部・寧辺(ヨンビョン)などの核研究センターなのか、それとも全く新しい施設なのかは不明。北朝鮮はウラン濃縮のための施設を複数所有しているとみられている。