NZ艦艇、サモア沖で沈没 油漏れによる環境汚染の懸念も

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沈没したNZ海軍の多目的支援艦「マナワヌイ」から救助された乗組員たち/Samoa Fire and Emergency Services Authority

沈没したNZ海軍の多目的支援艦「マナワヌイ」から救助された乗組員たち/Samoa Fire and Emergency Services Authority

(CNN) ニュージーランド(NZ)海軍の多目的支援艦「マナワヌイ」が6日、南太平洋のサモアの沖合で沈没した。漁業や観光業にも利用される海域で、環境汚染が引き起こされる可能性が出てきた。ニュージーランドが艦艇を失うのは第2次世界大戦後で初めて。

ニュージーランド当局によれば、マナワヌイは5日夜、サモアのウポル島の南の海岸から1カイリ(約1.8キロ)の沖合で、サンゴ礁の調査を行っていた際に動力を失い座礁した。

海軍によれば、6日午前までに艦艇は大きく傾いた。午前6時40分ごろに煙が確認され、午前9時までに水面下に沈んだ。

当局によれば、ニュージーランド海軍の艦艇が意図せずに沈没したのは第2次世界大戦後で初めての事例。何が起きたのか調査が行われている。

ウポル島はサモアで最も人口の多い島で、地元の実業界や自然保護活動家からは、今回の艦艇の沈没による環境面での影響について懸念が広がっている。

ココナツ・ビーチ・クラブのマネジャー、ブライアン・ローズ氏はCNN提携局RNZの取材に対し、周辺にはウミガメがたくさん泳いでおり、ウミガメに何も起きないことを願っていると語った。

ニュージーランドのコリンズ国防相は地元メディアの取材に対し、当局の最優先事項は艦艇の深さと油の流出の危険性を評価することだと述べた。

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