バルト海で海底ケーブル2本が切断、「ハイブリッド戦争」の懸念高まる

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ケーブル敷設船によってバルト海の海底に「C-Lion1」海底ケーブルが敷設されている様子=2015年10月12日、フィンランド・ヘルシンキ沖/Heikki Saukkomaa/Lehtikuva/AFP/Getty Images/FILE

ケーブル敷設船によってバルト海の海底に「C-Lion1」海底ケーブルが敷設されている様子=2015年10月12日、フィンランド・ヘルシンキ沖/Heikki Saukkomaa/Lehtikuva/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) バルト海で通信用の海底ケーブル2本が突如として切断された。海底ケーブルをめぐっては、米国が最近、主要な海底ケーブルの周辺でロシアが軍事活動を活発化させているのを検知したと発表していた。

リトアニアとスウェーデンをつなぐ海底ケーブルは現地時間17日午前10時ごろに切断された。通信会社テリア・リトアニアの広報がCNNに確認した。

広報によれば、同社の監視システムがトラフィックの中断による切断を検知し、その原因がケーブル自体の物理的な損傷である可能性が高いことを確認した。

寸断されたもう一つのケーブルはフィンランドとドイツを結んでいた。ケーブルの運営に携わるシニア社が明らかにした。問題のケーブルはフィンランドと中欧を結ぶものとしては唯一直接接続されており、全長は約1200キロ。ガスのパイプラインや電力のケーブルなど他の主要なインフラと並んで敷かれている。

米国は最近、海底ケーブルの周辺でロシアが軍事活動を活発化させているのを検知したと発表した。米当局者2人が9月に語ったところによれば、米国は、ロシアがこれらの重要なインフラに対して潜在的な妨害作戦を実施する可能性が高まったとみているという。

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