「迎撃不能」のロシア新ミサイル、欧米の防空システムなら対処可能 軍事専門家

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ロシアのプーチン大統領は自国の新型ミサイルを「迎撃不能」と主張している/Getty Images

ロシアのプーチン大統領は自国の新型ミサイルを「迎撃不能」と主張している/Getty Images

(CNN) オスロ核プロジェクトの軍事専門家はCNNに対し、欧米の防空システムならロシアの新ミサイルの弾頭を撃ち落とすことが可能だと述べ、新ミサイルは「迎撃不能」とのプーチン大統領の主張に疑念を呈した。

ウクライナは現時点でこうした防空システムを保有していない。

だが、オスロ核プロジェクトの博士研究員ファビアン・ホフマン氏は、各種の米国製、イスラエル製防空システムなら多弾頭ミサイルを撃ち落とすことが可能だと指摘する。

ホフマン氏はCNNの取材に、「イージスやイージスアショアのSM3のようなシステム、そして恐らくアロー3や高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD<サード>)なら絶対にこの種の脅威に対処可能だ」との見方を示した。

ホフマン氏によると、オレシュニクミサイルは複数の弾頭を同時発射することから「撃ち落とすには多数の迎撃兵器が必要」になり、コストが極めて高くつく。

「迎撃する行為よりもコスト効率の方が大きな問題になる」という。

欧米のウクライナ支援国はこれまでのところ、オレシュニクミサイルでの攻撃に対して防御可能なシステムを供与していない。ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアによる新たな脅威を受け、支援国と「新たな防空システム」の開発について協議していることを明らかにした。

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