北朝鮮、ウクライナで使われるミサイルの製造工場を拡張か 米シンクタンク
ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの研究員サム・レア氏は、北朝鮮当局が「2月11日工場」と呼ぶこの施設では、ここ数年だけでも大幅な拡張が確認されていると述べた。この工場の規模は2020年から拡大し始め、それ以来、老朽化した建物の補修や屋根の交換といった定期的な改修が行われてきたという。
一方でミサイル組み立てを目的としていると思われる今回の新しい建物は、「生産ラインの一部を改善するだけでなく、むしろ拡大しようとしている」ことを示している。
レア氏が、プラネット・ラボが10月に撮影した衛星画像を分析したところ、北朝鮮はさらに施設の労働力の規模も拡大しているとみられる。
工場の近くで行われている、新しい建物の基礎工事を捉えた衛星画像/Planet Labs PBC/James Martin Center for Nonproliferation Studies