プーチン氏、新型ミサイルでのウクライナ再攻撃を示唆 エネルギー施設攻撃後

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ロシアによる夜間のミサイル攻撃中、キーウの地下鉄駅に避難する住民ら/Alina Smutko/Reuters via CNN Newsource

ロシアによる夜間のミサイル攻撃中、キーウの地下鉄駅に避難する住民ら/Alina Smutko/Reuters via CNN Newsource

ウクライナ・キーウ(CNN) ロシアのプーチン大統領は28日、核搭載可能な新型の弾道ミサイルでウクライナを再度攻撃する考えを示唆した。これに先立ち、ロシアはウクライナの主要エネルギーインフラに対する大規模攻撃を実施していた。

当局の28日の発表によると、ウクライナでは夜間爆撃の後、100万世帯以上が停電に陥った。ウクライナエネルギー省によると、ロシアがウクライナのエネルギー供給網に大規模攻撃を仕掛けるのは、今年だけで11回目。この戦略により、ウクライナ全土で輪番停電が起きている。

プーチン氏はカザフスタンで開催された安全保障会合で発言し、夜間攻撃は米国製長距離ミサイル「ATACMS(アタクムス)」を使用した攻撃への報復だと説明。ウクライナのドニプロに向け先週初めて発射した中距離弾道ミサイル「オレシュニク」によるさらなる攻撃も示唆した。

「我々は西側製長距離ミサイルによるロシア領への度重なる攻撃に対抗する。実戦環境でオレシュニクの試験を継続する可能性もあり得る」としている。

プーチン氏はトランプ次期米大統領についても触れ、解決策を見つける能力のある「知的で経験豊富な」政治家と形容した。

プーチン氏は、ロシア軍が17カ所の目標を攻撃したと主張。攻撃対象は「軍事施設や防衛産業の施設、その支援システムだ」と指摘したものの、エネルギーインフラへの攻撃は認めなかった。「何度も言っているように、(米国のATACMSの使用に対しては)我々から必ず報復がある」としている。

さらに、「ウクライナ領の攻撃目標を選定している」のはロシア国防省だと説明し、「軍事施設や防衛企業、キーウにある意思決定の中枢」も攻撃対象になり得るとした。

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