小学校前で車暴走の被告、執行猶予付き死刑判決 中国

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事件後の様子を捉えた画像=11月/XWL20182806666/Xiaohongshu

事件後の様子を捉えた画像=11月/XWL20182806666/Xiaohongshu

香港(CNN) 中国・湖南省の小学校前で車を暴走させ、児童らをはねて負傷させた男に、執行猶予付きの死刑判決が言い渡された。

国営新華社通信が23日に伝えたところによると、湖南省常徳市の裁判所が、車を運転していた黄文被告に判決を言い渡した。中国の法律に基づき、執行猶予期間中の行動に問題がなければ終身刑に減刑される可能性もある。

先月19日に発生した事件では、児童18人を含む30人が負傷した。黄被告は車から降りてさらに周囲の人々を凶器で襲った後、現場で拘束された。

裁判所は、黄被告が投資での損失や家族との争いによる不満を晴らすために犯行に及んだとの見方を示し、罪のない多数の小学生を標的に選んだ悪質な犯行と断じた。

この事件の1週間前には、広東省の体育施設で利用者らに車が突っ込み、35人が死亡。運転していた男(62)が拘束された。警察によると、男は離婚調停の結果が不満だったとみられる。

中国では経済の失速を背景に市民らの不満が高まるなか、無差別の襲撃事件が続発している。

中国の司法トップは先月、国内の裁判所に対し、襲撃犯には迅速に厳罰を科すよう指示した。

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