ローマ教皇、軽度の腎不全の兆候 重篤な状態続く

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ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇=2022年10月、バチカン/Vincenzo Pinto/AFP/Getty Images

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇=2022年10月、バチカン/Vincenzo Pinto/AFP/Getty Images

(CNN) ローマ教皇庁(バチカン)は23日、フランシスコ教皇(88)の容体について、依然として重篤な状態にあり、血液検査で軽度の腎不全の兆候が確認されたと明らかにした。「現時点ではコントロールできている」と説明している。

フランシスコ教皇は両肺に肺炎を患い、今月14日からローマ市内の病院に入院している。22日には呼吸器系の症状が危機的な状態にあるとされていたが、それ以上の悪化は見られないと教皇庁は言い添えた。

血液検査で「初期の軽度な腎不全」の兆候が確認されたものの、本人の意識ははっきりしているという。

23日には引き続き酸素吸入を受けながら、病院の10階に設けられた部屋からミサに参列した。ミサには看護職員も付き添った。

「臨床症状が複雑で、薬物療法の効果が出るのを待つ必要があり、まだ予断を許さない」と教皇庁は説明している。

呼吸器系の症状が危機的な状態に陥った後は大量の酸素吸入を受けたものの、その夜は平穏に過ごしたという。

フランシスコ教皇は23日の説教の中で、自身の治療は続いていると述べ、医療従事者の献身に謝意を表した。

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