ミャンマー地震、隣国タイと合わせ153人の死亡確認 死者さらに増える見通し

地震に見舞われたタイ・バンコクで、倒壊した建物の付近を歩く救助隊員/Sirachai Arunrugstichai/Getty Images

地震に見舞われたタイ・バンコクで、倒壊した建物の付近を歩く救助隊員/Sirachai Arunrugstichai/Getty Images

(CNN) ミャンマーを襲ったマグニチュード(M)7.7の地震で、隣国タイと合わせ少なくとも153人の死亡が確認された。混乱はタイの一部地域にも及んでいるが、被害の全容はまだ明らかになっていない。

ミャンマー軍事政権トップのミンアウンフライン国軍最高司令官によると、ミャンマーでは今回の地震で少なくとも144人が死亡、730人あまりが負傷した。

ミンアウンフライン氏は、確認された死者の大半は首都ネピドーに集中していると述べたものの、農村部の被害について分かっていることはほとんどない。一部の地域では電気やインターネットのアクセスが寸断されている。

地震を受け、ミンアウンフライン氏は国際社会に支援を呼び掛ける異例の対応を取っている。

28日の演説では「状況把握のため一部の被災地を個人的に訪問した。すべての方に対し、力を合わせて進行中の救援活動を支援するよう呼び掛けたい」と述べ、非常事態を宣言して国際社会に支援要請したことを明らかにした。

タイのアヌティン・チャーンウィーラクーン副首相によると、タイの首都バンコクでは建物1棟が崩壊し、少なくとも8人が死亡した。

瓦礫(がれき)の下に100人以上が閉じ込められており、救急チームは夜を徹して作業に当たる予定。チャーンウィーラクーン氏は、瓦礫の中からさらなる遺体が見つかる可能性があると言い添えた。

バンコク市内の別の場所ではクレーンの倒壊も起き、1人が死亡した。

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