イスラエル戦闘機の爆弾、ガザ隣接のキブツに落下 軍は「技術的不具合」と説明
(CNN) イスラエル軍の戦闘機から15日夜、パレスチナ自治区ガザ南部に隣接するイスラエルのキブツ(農業共同体)に爆弾が落下した。イスラエル軍は「技術的な不具合」が原因だったと説明している。
爆弾は、ガザとイスラエルを隔てる境界から約3.2キロの地点にあるニルイツハク・キブツの近くに落下した。
イスラエル軍は、ガザ地区に向かっていた戦闘機から爆弾1発が落下して、ニルイツハク付近の空き地に着地したと発表した。爆弾の種類は明らかにしていない。
爆弾の落下によるけが人は出ていないと軍は説明し、今回の事案について調査中だとしている。
ニルイツハクの広報によると、爆弾は村の農場地帯に落下した。軍とは連絡を取っており、徹底調査を期待すると強調している。
イスラエルの中央統計局によると、ニルイツハクは人口およそ550人。2023年10月7日、パレスチナの武装組織ハマスに襲撃された集落の一つだった。
現地メディアの2月の報道によると、住民の約半数は共同体生活に戻っているという。
イスラエル軍の戦闘機は昨年5月にも、ニルイツハクに隣接する集落に誤って爆弾を落としていた。この爆弾は爆発せず、イスラエル軍が回収した。