トランプ大統領、資産内容を公表 数億ドルの収入など

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トランプ大統領が資産内容を報告

トランプ大統領が資産内容を報告

ニューヨーク(CNNMoney) 米政府倫理局(OGE)は16日、トランプ大統領の投資や収入、年金などの内訳を示す資産報告書を公表した。トランプ氏の巨額のビジネス関連資産に一層の光を当てる内容となっている。

トランプ氏は今回、ゴルフコース関連だけで昨年2億8800万ドル(約319億円)の収入があったことを報告。この中には、トランプ氏が大統領就任後に何度か週末を過ごしているニュージャージー州のゴルフクラブからの収入1980万ドルも含まれている。

トランプ氏が米中首脳会談などに使ったフロリダ州の別荘「マール・ ア・ラーゴ」関連では、昨年3720万ドルの収入があったとしている。同クラブは昨年、会員料を2倍に引き上げていた。

ワシントンにある高級ホテルについては4月中旬までで1970万ドルの収入を報告。このホテルをめぐっては、部屋の予約により外国政府がトランプ氏の歓心を買うことができる可能性もあるため、利益相反に関する懸念がとりわけ強く指摘されてきた。

このほか書籍の印税収入として最大700万ドル、ミス・ユニバース大会関連の収入1100万ドル近く、全米映画俳優組合からの年金8万4000ドルも報告した。

トランプ氏は昨年末、同年6月にすべての保有株式を売却したと公表。今回の報告書はそれを確認する内容になっているとみられる。収入には株式の売却益や売却前に受け取ったと推定される配当金も含まれている。

借入金は少なくとも3億1100万ドルあることがわかった。金額は一定の幅を持った様式で報告されたため、それより多額に上る可能性もある。ローンのうち5000万ドル以上は5件、2500万~5000万ドルは1件、500万~2500万ドルが7件、他の3件は合わせて100万ドル以下。

個別には、UBSリアル・エステート・インベスツメンツから利率6.18%で500万~2500万ドルのローンがあり、それをラダー・キャピタルの利率4.05%のローンで借り換えていた。

ホワイトハウスは声明で、トランプ氏は報告書を「自主的に」提出する機会を得たことを歓迎していると述べた。トランプ氏は大統領選に名乗り出ていた昨年5月に資産を報告。次の公開時期は2018年5月で、今回はそれより早く自主的に公開する道を選んだ。

今回の報告書は、トランプ氏が公表を拒んでいる連邦政府への納税申告書とは異なる。納税申告書が公表されれば、ビジネス面や金融面でのトランプ氏の取引についてさらなる情報が明らかになる可能性もある。

公開されたトランプ大統領の資産報告を見る(外部サイトに飛びます)

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