米FRB、政策金利据え置き 7会合連続

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米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=12日/Kevin Dietsch/Getty Images

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=12日/Kevin Dietsch/Getty Images

ワシントン(CNN) 米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利の据え置きを決めた。据え置きは7会合連続。

FOMCの最新の経済予想によれば、年内に予定している利下げは1回のみ。3月時点では3回の利下げを予想していたが、当時の想定よりもインフレが根強いとの見方を示した形だ。

FRBのパウエル議長は同日午前に発表された5月の消費者物価指数(CPI)に言及。大方の予想より望ましい数値が出たとしつつ、当局者としては一段のインフレ鈍化を確認した後で利下げに踏み切りたいとの意向を明らかにした。

FRBはインフレ抑制のために2022年3月から積極的に利上げし、政策金利は依然として23年ぶりの高水準にある。

労働省が発表した5月のCPIは、前年同月比で3.3%上昇。4月の3.4%上昇から低下し、エコノミストらの予測も下回った。

FRBは最新の政策発表でインフレ率について、目標とする2%へ向けてある程度の「緩やかな進展」が見られるとの認識を示した。

市場は現状で9月に利下げが行われる公算が大きいと予測。5月のCPIの発表を受け、その可能性は著しく高まったが、実現のためにはインフレ率が向こう数カ月間下降し続ける必要がある。

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