鳥の衝突で機内に煙侵入の恐れ、米ボーイングが航空大手に通知

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ボーイングが大手航空2社に対しボーイング737MAXのエンジンに鳥が衝突した場合、客室内に煙が充満する可能性があると注意を促した/Mike Blake/Reuters/File

ボーイングが大手航空2社に対しボーイング737MAXのエンジンに鳥が衝突した場合、客室内に煙が充満する可能性があると注意を促した/Mike Blake/Reuters/File

(CNN) 米ボーイングの旅客機737MAXについて、米航空大手少なくとも2社が、鳥に衝突するバードストライクが起きた場合は客室内に煙が充満する可能性があるとして、操縦士に注意を促した。

CNNが入手した文書によると、ボーイングはこの問題について今年2月にサウスウエスト航空とアメリカン航空に通知。これを受けて両社がそれぞれ操縦士の団体に注意喚起した。

アメリカン航空の通知では、「離陸して上昇中の大型バードストライクによるCFM LEAP—1Bエンジン故障について、ボーイングに2件の報告があった」と説明。サウスウエスト航空の通知によると、この事案ではバードストライクでオイルが燃焼し、エアコンシステムを通じて客室内に煙が侵入した。

エンジンを製造したCFMインターナショナルは、「鳥を巻き込んだ場合の認証基準は満たしており、エンジンは設計通りに動作した」と説明。問題の2件の事案について、衝突した鳥は認証試験合格の条件よりもはるかに大きかったと強調している。

米連邦航空局(FAA)は、「ボーイングと協力して調査を継続し、さらなる対応が必要かどうか判断する」とコメントした。

ボーイングは「2件のバードストライク事案を受けて」2月に通知を出し、詳細についてはCFMと連携して調査していると説明した。

737MAXはドアプラグが吹き飛ぶ事故や、346人の死者を出す2件の墜落事故が相次ぎ、ボーイングのデーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)が18日の米議会公聴会で責任を認めていた。

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