充電5分で400キロ走行、中国BYDがEV向け新システムを発表

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BYDの自動車工場の建設現場=2024年11月、ブラジル/Adriano Machado/Reuters

BYDの自動車工場の建設現場=2024年11月、ブラジル/Adriano Machado/Reuters

香港(CNN) 中国自動車大手BYDは17日、電気自動車(EV)用の新たな充電システム「スーパーEプラットフォーム」を発表した。同社の最新モデルを5分間充電すると、400キロの走行が可能になるという。

BYDはさらに、中国内の4000カ所に超高速充電ステーションを設置する計画を明らかにした。

競合する米テスラの急速充電設備「スーパーチャージャー」は、15分間で275キロ分の充電ができる。

BYDの王伝福会長は発表イベントで「われわれの目標は、EVの充電時間をガソリン車の燃料補給と同等まで短縮することだ」と語った。最新の充電技術を搭載した最新モデルは、17日から予約受け付けが始まり、来月以降に納車される見通しだ。

香港市場では18日、BYDの株価が6%以上値上がりした。

一方、テスラは17日、中国で運転支援システム「FSD(フルセルフドライビング)」の無料トライアルを開始した。来月16日までの1カ月間実施する。

テスラが先月発表したFSDのアップデートには期待外れの声も上がり、同社はこれを機に中国のネット大手、百度(バイドゥ)との協力に乗り出したとされる。

中国の新エネルギー車市場での昨年のシェアはBYDがトップで32%、テスラは6.1%にとどまった。

BYDは先月、高度な運転支援システム「天神之眼」を、大半の車種に追加費用なしで装備すると発表した。

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