運動不足の「パンデミック」が世界に蔓延、疾病リスク増大 WHO
性別では女性の方が男性に比べて運動量が少ない傾向があり、運動不足の成人の割合は、南アジア(女性43%、男性24%)、中央アジア・中東・北アフリカ(女性40%、男性26%)、高所得の欧米諸国(女性42%、男性31%)の3地域で、男女間に10ポイント以上の開きがあった。
スポーツ医学にも詳しい米ジョージア州立大学のウォルター・トンプソン教授は今回の研究結果について、「運動不足はパンデミック(大流行)であって、低所得国や高所得国の特徴ではない」「あらゆる国ではびこり、慢性疾患に対して同じ影響を与える」と警鐘を鳴らしている。