有名なピューマを安楽死に、自動車事故で重傷か 米ロサンゼルス

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車両と衝突して重傷を負い、安楽死処分となったピューマの「P―22」/National Park Service

車両と衝突して重傷を負い、安楽死処分となったピューマの「P―22」/National Park Service

(CNN) 米ロサンゼルスのグリフィス公園に生息していたピューマの「P―22」が安楽死処分となったことがわかった。当局によれば、P―22は、車両と衝突して重傷を負ったとみられている。

P―22は11月、住民のペットのチワワを襲ったとしてニュースになっていた。当局は12日、追跡用カラーのGPSデータを使ってP―22を捕獲した後、安楽死させた。

安楽死処分の決定に際しては広範な医療的評価を行ったとしている。

当局によれば、安楽死はサンディエゴ動物園サファリパークの医療チームの全会一致の推薦で、全身麻酔の下で実施された。

当局によれば、P―22を診断したところ、頭部と右目、内臓に激しい損傷が見られ、車両と衝突したような最近のけがが確認された。

P―22はまた、腎疾患や慢性的な体重の減少、全身の寄生性皮膚感染症、関節炎などの持病を抱えていた。

P―22に衝突した可能性のある車両についての情報は求めないとしている。

当局は、今回の状況について、P―22のせいでも運転手のせいでもなく、むしろ、生息地の喪失や分断によるものと説明。野生動物が自由に動き回ることができるような横断歩道の建設や計画的な空間の必要性が浮き彫りとなったと述べた。

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