「延々と続く酷暑」、アルゼンチン襲う晩夏の熱波 「歴史上類を見ず」
首都ブエノスアイレスの気温は2月28日以降連日30度超え。アースデイリー・アナリティクスの農作物アナリスト、ミカエル・アッティア氏は、過去30年間で最悪の干ばつが全国のトウモロコシ及び大豆の生産に甚大な影響を及ぼすだろうと指摘する。生産量は前年を少なくとも20~30%下回る見通しだという。
小麦も打撃を受けており、今年の輸出量は前年比で28%落ち込むと予想される。世界気象機関が明らかにした。
こうした事態を受け、専門家からは農業従事者らが約140億ドル(約1兆8000億円)前後の損失を被るとの予測が出ている。