初期の人類が氷河期を生き延びるのに役立った道具、米遺跡で発見

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ラ・プレール遺跡の一部が発掘され2016年にアカギツネとヤマネコの骨で作られた針が発見された
/Danny Walker

ラ・プレール遺跡の一部が発掘され2016年にアカギツネとヤマネコの骨で作られた針が発見された /Danny Walker

(CNN) 米ワイオミング州の遺跡で発掘された小さな遺物によって、米大陸の最初期の住民が最後の氷河期をどのようにして生き延びたのか興味深い詳細が明らかになった。

考古学者は同州コンバース郡にあるラ・プレール遺跡で地下約5メートルに埋められた動物の骨から作られた32個の針のかけらを発見した。この遺跡はかつて、マンモスが殺されたことで知られる。今回発見された針は、針の穴があるものとして記録に残る最古のものではないが、骨のコラーゲンに含まれているたんぱく質を分析することにより、針が何でできているのか特定することに初めて成功した。そして、その結果は考古学者の予想とは異なっていた。

今回の発見について科学誌「プロスワン」で発表したワイオミング州の考古学者スペンサー・ペルトン氏によれば、針はバイソンかマンモスの骨で作られていたと考えていた。北米のハイプレーンズやロッキー山脈にある当時の遺跡で発見された動物の骨がほとんどバイソンかマンモスのものだったからだ。

ラ・プレール遺跡で発見されたアカギツネの骨で作られた針穴つきの針/Todd Surovell
ラ・プレール遺跡で発見されたアカギツネの骨で作られた針穴つきの針/Todd Surovell

研究によれば、針はアカギツネやボブキャット、マウンテンライオン、オオヤマネコ、絶滅したアメリカチーター、野ウサギなどの骨からできていた。

「これらの骨が小型の肉食動物から作られていたのは非常に驚きだった」(ペルトン氏)

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