「だまされた」 アームストロング回顧録の読者、返金求めて提訴

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アームストロング氏(左)はテレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏のトーク番組で薬物使用を認めた

アームストロング氏(左)はテレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏のトーク番組で薬物使用を認めた

(CNN) 禁止薬物使用を米テレビ番組で認めた自動車ロードレース元選手のランス・アームストロング氏の回想録の読者が、同氏や出版社に対して本の購入代金の返金を求める訴訟を起こした。

集団訴訟を起こしたのは、カリフォルニア州に住むコンサルタントのロブ・ストゥッツマン氏ら2人。ストゥッツマン氏はベストセラーとなった『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』を自分で買って読んだだけでなく、複数の友人にも勧めたという。

アームストロング氏と出版社が、架空の物語をあたかも事実であるかのように売り込んだというのがストゥッツマン氏らの言い分だ。アームストロング氏のもう一つの回顧録『毎秒が生きるチャンス!』についても、詐欺と虚偽広告によって被害を受けたと訴えている。

訴状によれば「著書でアームストロング被告は繰り返し、自転車のプロ選手として活躍中もその前も、禁止薬物を使ったことはないと述べていた」。そしてストゥッツマン氏らは「真実で誠実なノンフィクション作品だと思い込まされて」回顧録を購入したという。

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