ヘンリー王子とメーガン妃、米誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出
(CNN) 米誌タイムが選ぶ2021年の「世界で最も影響力のある100人」に、英ヘンリー王子と妻のメーガン妃が選出された。2人は今年、米著名司会者オプラ・ウィンフリーさんによる画期的なインタビューに応じたり、第2子に恵まれたりした。
夫妻は毎年発表される「世界で最も影響力のある100人」のリストの中の「アイコン(象徴)」部門で選出された。
夫妻の推薦者で、自然災害を受けて生活に困窮した人々に食事を提供する非営利団体を創設したホセ・アンドレス氏は夫妻について、「見知らぬ人々に対する思いやり」を持ち、「単に意見するだけではなく、困難へと突き進む」と評した。
また同氏は、「米国の黒人女性や少女たちにメンタルヘルスに関する支援を提供したり、インドやカリブ海諸国で自然災害の被害を受けた人々に食事を与えたり」と、「リスクを厭(いと)わず困窮する人々を支援している」として夫妻を称賛した。
今年初めのウィンフリーさんによるインタビューでは、夫妻がメンタルヘルスに関する彼ら自身の苦闘ぶりを率直に披露したことから、世界中で称賛の声が上がった。ヘンリー王子はその後、自らの人生における精神衛生および治療の影響についてのドキュメンタリーシリーズを公開している。
アンドレス氏はまた「生まれと才能に恵まれた若い夫妻にとって、行動に移ることは容易な選択ではない」「豊かな財産を満喫し、黙ったままでいた方がはるかに無難だっただろう」と記している。
今年の「世界で最も影響力のある100人」のリストには夫妻の他、テニスの全仏オープンを棄権し、メンタルヘルスをめぐる本質的な議論に火をつけたテニス界のスーパースターである大坂なおみも選出されている。