カニエ・ウェストさん「自閉症と診断された」 双極性障害は誤診と説明

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カニエ・ウェストさん=2日/Matt Winkelmeyer/Getty Images

カニエ・ウェストさん=2日/Matt Winkelmeyer/Getty Images

(CNN) 米ラップ歌手のカニエ・ウェストさん(別名イェ)が、医師から自閉症と診断されたことを明らかにした。

ウェストさんはこのほど公開されたポッドキャスト番組「The Download」の中で、双極性障害というこれまでの診断は誤診だったと説明して、こう語った。

「医者へ行ったんだ。妻に促されて。彼女から、『双極性障害は前に見たことがあるけれど、あなたの人格は双極性障害とは思えない』と言われた。それで自分は本当は自閉症だったことが分かった」

自閉症の診断は、自分のことを理解する手助けになったとウェストさんは言う。

「自閉症といえば『レインマン』だ」「人からやるなと言われると、その一点だけにとらわれる。それが自分の問題だ」「ファンからアルバムはこうすべきだと言われれば、自分はその反対のことをする」

そう語るウェストさんは、「Can’t Tell Me Nothing」の楽曲や、自身の身近な人々を引き合いに出し、「彼らは大変な思いをしている。だって相手は大人の男だから銀行口座は管理できないし、オレのツイッターの発言も管理できない」と続けた。

ウェストさんは過去に双極性障害と診断され、精神科病棟に強制入院させられた体験を打ち明けていた。2019年のインタビューでは、精神衛生にまつわる「強い偏見」をなくすため、自分の診断とその対処法について告白することにしたと語った。

今回のインタビューでは「双極性障害の診断が正しくなかったと分かってから、薬をのむのはやめた」「創造性を妨げないものを見つけることだ。自分はそれを世界にもたらす。創造力がある限り、力を入れる価値はある」と語っている。

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