Amazonアプリの新アイコンはまるであの人? 好ましくない連想でデザイン変更
ニューヨーク(CNN Business) ネット通販大手の米アマゾンが、刷新したばかりの買い物アプリのアイコンのデザインを変更した。このアイコンをめぐっては、上部の青いリボンが好ましくない連想を招くと一部で指摘されていた。
「Amazonショッピング」アプリの新アイコンは当初、茶色い箱の上に青いリボンとアマゾンのロゴの矢印をあしらって笑顔のように見せるデザインだった。しかし変更後は青いリボンが青いテープのデザインに切り替わった。
リボンのデザインをめぐっては、旧ナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーの口ひげを連想させるという声が一部で上がっていた。
「新しいアイコンをヒトラーのように見えにくくするため、アマゾンがこっそり手を加えていたことを、私は完全に見逃していた」。英紙ガーディアンのエディターはそうツイートした。
ヒトラーを連想させるとの声があったロゴ(左側)と、その後更新されたロゴ(右側)/Apple's App Store
同アプリのデザイン刷新は5年以上ぶりだった。新しいロゴではショッピングカートと「Amazon」の文字が消え、代わって笑顔を表現した矢印のロゴが目立つようになった。上部の青い部分は箱を開ける時にはがすテープのように見える。
アマゾン広報によると、アプリのアイコンはユーザーのフィードバックに基づいてデザインが変更された。
ヒトラーを連想させるロゴが過去数週間にわたって表示されていたのは、英国とスペイン、イタリア、オランダのiOS向けアプリのみ。世界ではiOS向けアプリで先週からデザインが刷新され、アンドロイド向けアプリでは今週から新しくなっている。