入社前のマリフアナ検査廃止、酒類と同じ扱いに 米アマゾン
(CNN Business) 米アマゾンは3日までに、米国内で進むマリフアナ合法化の動きを受け、同社への入社前に従来実施していた薬物検査からマリフアナを除外する新たな雇用方針を明らかにした。
同社の世界規模の消費者担当部門を率いるデーブ・クラーク最高経営責任者(CEO)がブログ上で述べた。魅力ある雇用主になる措置の一環とし、今後はマリフアナをアルコール類と同等の位置づけにするとも語った。
ただ、米運輸省の規定の対象となる職位についてはマリフアナ検査が含まれると指摘。何らかの問題が起きた場合は全ての薬物やアルコール類に関する検査を実施するとも説明した。
同CEOは、アマゾンは連邦政府レベルのマリフアナ合法化法案を支持しているともし、「他の雇用主が同様に支持し、政策立案者が速やかにこの法案を成立させることを望む」とも主張した。
アマゾンはまた、従業員の休憩時間の長さを分析することで業務の生産性を自動的に計測している現行の方途を見直しているとも述べた。この措置は、従業員を人間というより機械の一部として扱い、ストレスがたまる就業環境に追いやっているとの批判を招いていた。